以前お伝えしましたように、『Hannibal Rising』と改題された「ハンニバル・レクター」シリーズの最新作ですが、詳しいあらすじをネット上でチラホラ見かけるようになりました。

厳密に言うと「ニュース」かどうかは怪しいですが、『SW エピソード3/シスの復讐』('05) の時に倣い、不定期で全6回に分けて画像付きでこれを紹介します。(本作の映画版は2007年2月に全米公開予定)

以下は『Hannibal Rising』のネタバレが含まれますので、情報をシャットアウトしたいという方はご注意。


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第3回

やがてハンニバルとムラサキ婦人の関係は、叔母と甥のそれ以上の意味を持った特別なものとなっていく。

ある日、ムラサキ婦人が買物に出掛けていると、肉屋の太ったオヤジが彼女に対して、日本女性の性器は横向きについているという差別的で卑猥なコメントを叫ぶ。同行していたハンニバルは肉屋のオヤジに掴みかかるが周囲に取り押さえられ、その場では事なきを得る。



ハンニバルがこのような無礼な行動をそのまま放っておくわけがない。彼は肉屋が釣りから帰るのを、ギターに似た形の楽器リュートを弾きながら待ち伏せる。

 

ケンカっ早い性格の肉屋はナイフでハンニバルを襲うが、ハンニバルは日本刀を用意していた。ハンニバルは肉屋を彼がムラサキ婦人に向けた卑猥なコメントに沿った形で切り刻んでいく。そして最後に肉屋の生首が皿に乗っているスケッチを彼に見せると、ハンニバルは彼の首をはねる。

 

ハンニバルは肉屋が捕った魚をそのまま自宅の夕食用に持って帰ると、コックが動物の頬肉が一番美味しいのだとコメントする。

ムラサキ婦人は、まるで供え物のように裁断に置かれた肉屋の生首を発見する。しかし彼女はハンニバルが彼女のために行ったことと理解し、「痴情の犯罪だ」とコメントするのみで、あとは手に付いた丁子油の匂いを洗い落とすようハンニバルに指示する。

間もなくして、ポパイル警部補の指揮の下、肉屋の殺人事件の捜査が始まり、ハンニバルも事情聴取を受ける。



ハンニバルは落ち着いた様子で対応して逆にポパイル警部補も家族を戦争で亡くしたことを聞き出し、ハンニバルが疑われるのならポパイルにも同じ動機があると指摘する。そして冗談交じりに自分がポパイルのアリバイを証言しようかと提案する。

「私と一緒に釣りをしていたと証言してもいいですよ、警部補殿」

次回へ続く。
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第1回  ▽第2回  ▽第3回
第4回  ▽第5回  ▽第6回(最終回)
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