1965年から70年に掛けて全米で放送された30分のコメディシリーズ『Get Smart』(日本放送時の邦題は『それ行けスマート』)の映画化企画が進行中です。
TVシリーズではドン・アダムスが演じたドジな情報部員86号マックスウェル・スマート役には、スティーブ・カレル(『奥さまは魔女 』('05) 、『４０歳の童貞男 』('05))が既に決まっていますが、Varietyによれば、スマートの相棒の女性情報部員99号(TVシリーズではバーバラ・フェルドン)の役にアン・ハサウェイが候補として挙がっているとのことです。
『それ行けスマート』の内容はスパイもののパロディで、米国の情報組織C.O.N.T.R.O.L.(コントロール)の情報部員86号マックスウェル・スマートが相棒の99号と組み、革靴の底にダイヤルのある無線電話などのハイテク(?)を駆使して、悪の国際犯罪組織K.A.O.S.(ケイオス)と戦う活躍を描いたもの。
本TVシリーズは、、『ヤングフランケンシュタイン』('74)などの監督のメル・ブルックスと『天国から来たチャンピオン』('78)などの脚本家バック・ヘンリーが協力して作り上げたもので、いくつかのセリフは当時米国で流行語となりました。因みに、D・アダムスさんはスマート役でエミー賞を3回も獲得しました。
TVシリーズは終了後も何度も再放送され、TVアニメにもなりました。そして1980年にはD・アダムスの主演、クライブ・ドナーの監督で映画版『The Nude Bomb』が製作され、さらに1989年にはＴＶムービー版の『Get Smart Again』も発表されました。また、1995年にはマックスがチーフとなり、息子のザック・スマートが活躍する続編シリーズも放送されています。
『Get Smart』の監督はピーター・シーガル(『ロンゲスト・ヤード』('05) 、『５０回目のファースト・キス』('04))で、撮影は2007年3月に開始予定。
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