原題:16 Blocks
2006年(米)  上映:1h41
監督:リチャード・ドナー
脚本:リチャード・ウェンク
出演:ブルース・ウィリス/モス・デフ/デビッド・モース/ジェナ・スターン/ケイシー・サンダー/シルク・コザート/デビッド・ザヤス/コンラッド・プラ/他

ニューヨーク市警のジャック・モーズリー刑事は、かつて捜査中の事故で足を負傷し、今では酒浸りの冴えない日々を送っていた。夜勤明けのある日、彼は上司から証人エディ・バンカーを16ブロック(区画)先の裁判所まで護送してほしいと頼まれる。15分もあれば終わる仕事と説得され渋々引き受けたジャック。ところが、車で移送する途中、エディが何者かに襲われる。間一髪でエディを助け出したジャックは、バーに身を潜め応援を要請する。しかし、そこに現れた同僚刑事フランクの口からは、意外な事実が告げられるのだった・・・。

ありがちな刑事アクションを予想していましたが、追う者と追われる者の追いかけっこという物凄く単純な作品ながら、予想外(失礼)の掘り出しものでした。話をとにかくシンプルに絞ったことが功を奏しました。

アクション色がそれほど多くないのは意外でしたが、ただのアクション映画/バディムービーではない渋みを出しているのはキャストです。B・ウィリスはやはりくたびれた姿がよく似合います。M・デフも小物の犯罪者ながら憎めないキャラを好演。そしてD・モースがカリスマ性をプンプンさせて全体に緊張感を持たせています。

なんと言ってもラストが良かったです。不覚にもちょっと感動してしまいました。

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16ブロック