映画の中のツッコミたくなるような「お約束」やステレオタイプ。

好評(?)につき、第2弾です。

▽刑事ドラマで「今は話せないから後で家に寄って」と言った者が、次の犠牲者となる。

▽空家又は廃墟と思われる場所へ捜索に入った場合、そこには必ず誰かが潜んでいるか、死体がぶら下っている。

▽主人公はどんなに深手を負っても大抵の場合は命に別状はないが、主人公の親友はどんなに傷が浅くても死ぬ可能性が高い。

▽米国の民家で銃が必要となったら、クローゼットの上の棚の靴箱を探すと良い。オフィスの中なら役員の引き出しが狙い目。

▽追跡シーンでは、徒歩か車によるものであるかに係らず、いずれ人込みの中を通る。その結果、野菜が犠牲になることが多い。ただし、追跡シーンが室内の場合は、人でごった返したキッチンを通過する。この場合は皿が被害をこうむることになる。

▽ホラー映画の場合、警察が事件の現場に駆けつけたとしても、到着後5分以内に殺されるか、主人公が犯人を殺した後にしか到着しない。

▽アクション映画の場合、街中で大爆発が起こるような大規模な銃撃戦であっても警察は現われない。全てが終わった時点で遠くの方からサイレンの音がするかもしれない。

▽中華料理を食べる場合は、テイクアウトの箱から直接お箸で食べる。

▽何か気になることを見かけても、顔を背けたら、次の瞬間それは消えている。

▽結婚関係の仕事に就いている人は、自分自身の異性関係は上手くいっていないか、そもそも存在しない。

▽アル中っぽい人物が、何か信じられない出来事(エイリアンの襲来、怪物の襲撃等)を目撃した場合、飽きれたような表情で手に持った紙袋に入ったボトルを見つめてそれを投げ捨てるか、幻覚だと自分に言い聞かせるように大きくため息をついて反対側へ立ち去る。

▽学校の用務員は、子供嫌いなとてもコワイおじさんか、弱者に手を差し伸べるもの凄く親しみやすい人のどちらか。

▽「博士」という称号が何か重大な発明品と関係がある場合、その発明者は60歳以上の白人男性で、髪はボサボサ、メタルフレームのメガネをしていて、才色兼備な娘が1人以上いる。彼に息子もいる場合、その息子は父親を裏切りこの重大な発明品を盗む可能性が高い。息子が2人いて娘がいない場合、息子の一人は善でもう一人は悪。

▽バリバリのキャリアウーマンは、仕事ではいつもミニスカートと10センチ以上のヒールを履いている。

▽妊婦が登場する場合、作品が終わるまでには出産する。

▽エイリアン種族は、言語、宗教、ファッションに至るまで惑星毎に単一の文化しか持たない。服装、髪型、装飾品等、全員同じ格好をしているので容易に識別することが可能。他のエイリアンと異なる格好をしている者は、何か隠し事をしているに違いない。

▽主人公がバーに入った場合、殴り合いのケンカになる可能性が高い。バックにカントリー音楽が流れているとその可能性が増す。

▽発電所やミサイル基地等々がオーバーヒートすると、管制室の全ての計器類が爆発し、やがて施設全体が爆発する。

▽何かを叩く音や光の点滅がモールス信号の場合、その場にはそれを理解できる人が居合わせている。しかも、モールス信号を他の者へ解読する場合、文字単位ではなく単語単位で伝えることができる。

▽ホラー映画で殺される可能性が高い女性:
 ⇒巨乳である。
 ⇒ハイヒールを履いている。
 ⇒セックスをした。
 ⇒「すぐ戻る」と言う。(これは『スクリーム』('96) の「ルール」にも登場しました)
 ⇒素っ裸で泳ぐか、月夜に泳ぎにいく。

▽夢を見る描写があった場合、次のいずれかを意味する:
 ⇒前世の鮮明な記憶
 ⇒かなり正確な予知夢
 ⇒現在における心霊現象

▽全ての伝説は真実。全ての古い言い伝えは実際にあった話。全ての予言は的中する。しかもかなり早いタイミングで。

▽ホラー映画で女性が1人で家にいる場合、外では雨が降っているか雷が鳴っている。

▽異性の同僚の間には必ず恋愛感情が生まれる。純粋に仕事上の付き合いに留まることはあり得ない。

▽深酒した翌朝、ベッドの隣に見知らぬ異性がいた場合、前の晩にあったことは全く覚えていない。

▽どんなに高性能なコンピュータでも、主人公の直感にはかなわない。コンピュータと全く反対のことを主人公が主張していたとしても、「コンピュータが間違っているんだ!私を信じてくれ!」という一言で皆がコンピュータのデータに疑問を持ち始める。

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