原題：The Departed
2006年(米) 上映：2h32
監督：マーティン・スコセッシ
脚本：ウィリアム・モナハン／アラン・マック／フェリックス・チョン
出演：レオナルド・ディカプリオ／マット・デイモン／ジャック・ニコルソン／マーク・ウォールバーグ／マーティン・シーン／アレック・ボールドウィン／他
★アカデミー賞 ４部門受賞★
作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞
マサチューセッツ州ボストン。犯罪組織との繋がりを持つ自らの生い立ちと決別すべく警察官を志したビリー・コスティガン。一方、マフィアのボス、コステロによって育てられ、スパイとなるべく警察に送り込まれたコリン・サリバン。同じ警察学校に学んだ２人は、互いの存在を知らぬまま、共に優秀な成績で卒業する。やがて、コリンはマフィア撲滅の最前線に立つ特別捜査班に抜擢され、コステロを標的とした捜査活動に加わる。一方ビリーは、その優秀さを買われ、マフィアを内部から突き崩すべくコステロのもとへ潜入するという極秘任務を命じられるのだった。こうして、それぞれに緊張の二重生活を送るビリーとコリンだったが、ついに警察、マフィア双方ともに内通者の存在をかぎつけ、いよいよ2人は窮地に追い込まれていく・・・。
オリジナルは未見なので、独立した作品として楽しめました（正直、アカデミー賞を4部門受賞するほどかは疑問ですが）。観応えがあってテンポも良いので2時間半という長めの上映時間も全く苦になりませんでした。
本作の見所はなんと言っても隙のないキャスト。特にL・ディカプリオの熱演ぶりとJ・ニコルソンの怪演が見ものです。脇を固めるM・ウォールバーグやA・ボールドウィンも手抜き無し。
欲を言えば、もう少し「いつ正体がバレるかわからない」という緊迫感やL・ディカプリオとM・デイモンの騙し合いのような絡みが欲しかったです。
ラストの展開は賛否両論あるでしょうが、個人的には良い意味で裏切られ、妙なスッキリ感がありました。
●関連作品●
『インファナル・アフェア』('02)
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