原題:Amber Frey: Witness for the Prosecution
2005年(米) 上映:1h29
監督:ピーター・ワーナー
脚本:ドナルド・マーティン/アンバー・フレイ(原作)
出演:ジャネル・モロニー/ネイサン・アンダーソン/ノーラ・ダン/テリー・キニー/パジェット・ブリュースター/他

2002年のクリスマス・イブ。身重の女性レイシー・ピーターソンが行方不明になる事件が発生、警察の懸命の捜索もむなしく、やがて彼女は死体となって発見される。マッサージ・セラピストでシングル・マザーのアンバー・フライは、友人の紹介でスコット・ピーターソンという男性と知り合って一瞬のうちに恋に落ち、その日から交際を始める。スコットは出張が多くなかなか会うことができなかったが、アンバーは彼こそが長い間待ち望んでいた理想の男性だと感じていた。しかしある日、彼女はTVにスコットが出演しているのを偶然見て衝撃を受ける。彼は妊娠中の妻レイシーが行方不明になったと涙ながらに語っていたのだ。アンバーはスコットが結婚していたとは知らず交際していたと名乗り出て一躍全米マスメディアの注目の的となるが・・・。

2003年に全米を揺るがせた「レイシー・ピーターソン事件」を題材としたTVムービー。

事件自体はセンセーショナルでしたが、本作は流れが単調で退屈な作品です。スコットの正体がバレるあたりから急激にテンションが下がっていきました。

A・フライ自身による告白本が原作のため、事件の実録ドラマというよりは、A・フライの「私も犠牲者。でも正義のために証人となってこれだけ頑張った」という主張ばかりが目立ちます。

A・フライの描写があまりに好意的すぎるというか・・・はっきり言って本作を観て彼女に対して同情的となるどころか、逆にマイナスのイメージの方が大きくなりました。

J・モロニー演じるA・フライは魅力的ではありますが、作品を救うまでには至りませんでした。

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