原題:Saw IV
2007年(米) 上映:1h33
監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本:パトリック・メルトン/マーカス・ダンスタン
出演:トビン・ベル/スコット・パターソン/ベッツィ・ラッセル/コスタス・マンディラー/リリク・ベント/アスィナ・カーカニス/ジャスティン・ルイス/サイモン・レイノルズ/マイク・リアルバ/マーティ・アダムス/他  

ジグソウの死後、彼の遺体の中から蝋で固められた異質物が摘出される。それは、ホフマン刑事へ宛てた死のゲーム継続のメッセージテープだった。ケリー刑事殺害のニュースを聞いたFBIからストラム捜査官とペレス捜査官も駆けつける。ジグソウにはまだ協力者がいると推察したホフマン、SWAT、FBIは、ただちに捜査を始めることに。そんな中、SWATの隊長リッグは自宅で何者かに襲われ、やがて目覚めるとバスルームに横たわっていた。そしてTVモニターには、どこかで囚われの身になっているホフマンと失踪中のエリック刑事の姿が映し出され、彼らを救うためのゲームに強制参加させられてしまう。制限時間は90分。こうしてリッグは、ジグソウと同じ手口でゲームを仕組む何者かに翻弄されていく・・・。

続編を追うごとに作品がチープになっていくことはよくありますが、クオリティという意味では本作は合格だと思います。


前作のラストからどうやって続けるのか興味がありましたが、上手く考えましたね。


本作を皮切りに第6作まで制作予定とのことで、今回は内容的に第2部の序章という意味合いが強かったです。


前3作品との話の絡め方もよく練られていますが、やはり少し展開に無理矢理感があるのは否めませんでした(特に物事が起こるタイミング)。


シリーズのお約束でラストにどんでん返しが用意されていて、小ネタの後に中ネタが明かされます。「なるほど」とは思いましたが、意外性は低めでした(特に前者)。


本作も前3作品を鑑賞済みであることは必須です。特に前3作の登場人物を含む人間関係を理解していないと、意味不明な箇所が多々あると思います。


まだまだ未解決の謎がいくつか残っているので、その意味で次回作に期待です。


なお内容とは関係ありませんが、エンドクレジットでX Japanの楽曲が流れて少しビックリでした。

●関連作品●
『ソウ』('04)
『ソウ2』('05)
『ソウ3』('06)

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