原題：Jumper
2007年（米） 上映：1h28
監督：ダグ・リーマン
脚本：デビッド・Ｓ・ゴイヤー／サイモン・キンバーグ／ジム・ウールス／スティーブン・グールド（原作）
出演：ヘイデン・クリステンセン／ジェイミー・ベル／レイチェル・ビルソン／サミュエル・Ｌ・ジャクソン／ダイアン・レイン／マイケル・ルーカー／アンナソフィア・ロブ／マックス・シエリオット／トム・ハルス／ジェシー・ジェームズ／クリステン・スチュワート／他
ミシガン州に住むデビッドは同級生のミリーに想いを寄せるごく普通の高校生。そんな彼は冬のある日、川に転落してしまう。だが、溺れそうになったデビッドは次の瞬間、図書館へ移動していた。自分にテレポート能力があると知った彼は、母が家を出て以来、人が変わってしまった父のもとを離れニューヨークへ。そして、その力を悪用して銀行の金庫から大金をせしめ、自由を満喫するのだった。しかし一方で、デビッドと同じ能力を持つ「ジャンパー」たちの抹殺を使命とする組織「パラディン」のリーダー、ローランドにその存在を気付かれ、つけ狙われ始める。10年後、瞬間移動で世界中を旅していたデビッドは偶然ミリーと再会、またやがてジャンパーのひとり、グリフィンに出会うのだが・・・。
SF小説『ジャンパー 跳ぶ少年』の映画化作品（内容は原作にあまり沿っていないらしいですが）。
純粋な娯楽大作として楽しめました。
設定が荒唐無稽で如何にもＢ級ハリウッド作品っぽいのですが、それをここまで観られる作品に仕上げたのは『ボーン・アイデンティティー』('02) と『Mr. & Mrs. スミス』('05) のD・リーマン監督の手腕でしょう。
地味な瞬間移動という能力を練りに練ったという戦闘シーンはスピード感があって迫力満点です。
ストーリーは無いに等しいですが、そこは端から期待していなかったので気になりませんでした。この内容ならこの上映時間でちょうど良い感じです。
シリーズ化の構想が既にあるようですが、次作は瞬間移動にもうひと工夫ないと厳しいでしょうね。個人的には、ラストにチラっとだけ顔を見せるK・スチュワートが活躍することを期待します。
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