原題:Aliens vs. Predator: Requiem
2007年(米) 上映:1h34
監督:コリン・ストラウス/グレッグ・ストラウス

脚本:シェーン・サレルノ

出演:スティーブン・パスクール/レイコ・エイルスワース/ジョン・オーティス/ジョニー・ルイス/アリエル・ゲイド/クリステン・ヘイガー/サム・トラメル/ロバート・ジョイ/デビッド・パートコー/トム・ウッドラフ・Jr/イーアン・ワイト/他


南極での死闘を終えたプレデターの宇宙船では、すでに次なる戦いへの火種が生じていた。一体のプレデターからチェストバスター(エイリアンの幼体)が誕生し、両者の能力を併せ持つ「プレデリアン」へと成長、プレデターたちを次々に惨殺していく。そしてコントロール不能となった宇宙船はコロラドの森へ墜落。すると、プレデリアンのほか、船内に潜んでいたエイリアンたちが獲物を求め飛び出していくのだった。一方、船の異変を知ったプレデター側も、エイリアンの駆逐を生業とするニュー・プレデター「ザ・クリーナー」が地球へと乗り込んでくる。こうして、再び2大モンスターの激闘が始まり、地元の人間たちはこの凄惨な戦いに巻き込まれてしまうのだが・・・。


出来としては前作と同レベル(どんぐりの背比べ)。本作は一体、何がしたかったのでしょう・・・。色々な意味で中途半端な作品でした。


前半は登場人物の設定が色々と説明されるシーンが続くのですが(何だか学園ドラマのような展開もあり)、これらは後半の展開に全く絡んできません。結局、誰が主役?


やはりエイリアンはある程度密閉された空間でないと活きないと痛感しました。群がって襲ってくるだけでは、ゾンビと変わらないです。


エイリアンもプレデターも既にお馴染みなので、ビジュアル的に「お!」と思えるものを用意して欲しかったです。


その意味で新種の「プレデリアン」が見所だったのでしょうが、肝心の登場シーンが暗すぎてよく分からなかったのは非常に残念。子孫の増やし方がグロかった以外、印象がありません。


両シリーズの過去作品にオマージュを捧げたシーンが散りばめられているのはそれなりに楽しいのですが、作品全体としてのオリジナリティが致命的に欠けていました。全てがどこかで見たようなシーンでした。ラストの展開は『バイオハザードII/アポカリプス』('04) そのものですし・・・。


●関連作品●
『エイリアン vs. プレデター』('04)


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