原題:Resident Evil: Extinction
2007年(米) 上映:1h34
監督:ラッセル・マルケイ

脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/オデッド・フェール/アリ・ラーター/イアン・グレン/アシャンティ/クリストファー・イーガン/スペンサー・ロック/ジェイソン・オマラ/マイク・エップス/他


ラクーンシティでの惨劇から8年後、T-ウィルスの感染は世界中へ広がり、人類はアンデッドへ、地上世界は砂漠へと化していた。さらに、アンブレラ社では「アリス計画」が始動し、アリスのクローン実験が繰り返されていく。そんな中、独り世界を彷徨うアリスは、アラスカが感染の及んでいない安息の地だと記されたノートを手に入れる。やがて、離ればなれになっていたカルロスたちと再会、そしてクレアと彼女が率いる武装集団も新たな仲間に加わり、一行はアラスカを目指すことに。そこでアリスたちは、燃料や食料を確保するため荒涼のラスベガスへ向かうのだが・・・。

シリーズ第3作。


もはやゲーム版の世界観とは完全に別物となっており、「バイオハザード」である必然性が無くなってしまいました。かろうじて「クレア・レッドフィールド」、「ウェスカー」、「タイラント」という要素が登場しますが、ストーリーと直接絡む訳ではなく、無理矢理な後付け感は否めません(個人的には前作のジルがいないのは×)。


内容は「ゾンビ」よりも「終末世界」に重きが置かれ(そもそもゾンビとの戦いが少ない上に戦闘は真っ昼間)、完全にアクション映画になっています。


それでは、独立したアクション映画として観た場合はどうかというと、とにかく内容が薄く、脚本は無かったのかと疑いたくなるような、思いつきとしか考えられない話の展開(特に人の死に方)です。


アリスの超能力は「アリ」だと思いますが、どうせなら敵を一気に蹴散らしてしまうぐらいの豪快さと爽快感が欲しかったです。


ラストはお約束の施設爆発はありませんでしたが、あまりに呆気なかったです。


どうやらさらに第4作も制作されるようです。このままいくと『ウルトラヴァイオレット』('06) につながりそうですね。


●関連作品●
『バイオハザード』('01)
『バイオハザードII/アポカリプス』('04)


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