原題：Shoot 'Em Up
2007年(米) 上映：1h26
監督：マイケル・デイビス
脚本：マイケル・デイビス
出演：クライヴ・オーウェン／モニカ・ベルッチ／ポール・ジアマッティ／グレッグ・ブライク／スティーブン・マクハッティ／ラモナ・プリングル／ジェーン・マクレイン／他
深夜のバス停で一人にんじんを齧っていた一匹狼の拳銃使い「スミス」は、身重の女性が何者かに追われているのを目撃し、見るに見かねて助け舟を出してしまう。スミスは銃弾の雨の中で出産に立ち会うが、母親は流れ弾に当たって即死。乳飲み子を抱えたスミスは顔見知りの娼婦ドナに子守りを頼み、ハーツ率いるマフィアに決死の戦いを挑む。しかしその一味の背後には、更なる巨大組織の驚くべき陰謀が隠されていたのだった・・・。
本作は好きか嫌いかがはっきりと分かれそうですが、ハードボイルド・アクション・コメディは、かくあるべし！と個人的には言いたいです。
巷にあふれるアクション映画を「真面目に」とことんパロディする、意図して作られた「アホらしさ」はカッコ良くて笑え、痛快でした。
キャスティングも絶妙です。
無名、若しくは落ち目な俳優でパロディをやっては単に「イタイ」Ｃ級作品ですが、これをC・オーウェン、M・ベルッチ、P・ジアマッティという一線で活躍する面々でやってしまうのが凄いですね。
特にP・ジアマッティは普段のいい人キャラから大きく離れて、イっちゃってる悪役ハーツを嬉々として演じています。
対するMr.スミス役のC・オーウェンは仕草、セリフ、ガンアクションがとにかくクールでいちいちカッコイイ。
そして色々な意味で撃ちまくる！娼婦ドナ役のM・ベルッチはとにかくセクシー（とても43歳には見えません）。
難しいことを考えずに、とにかくアクションを楽しみたい、という方は是非、ご覧あれ。
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