原題：24 (6th Season)
2007年（米） 上映：43分×全24話（計17h12）
監督：ジョン・カサー
脚本：ロバート・コクラン／ジョエル・サーノウ／ハワード・ゴードン／他
出演：キーファー・サザーランド／メアリー・リン・ライスカブ／キム・レイヴァー／ウィリアム・ディヴェイン／ロジャー・クロス／ジェームズ・モリソン／Ｄ・Ｂ・ウッドサイド／ジェイン・アトキンソン／カルロ・ロタ／リック・シュローダー／ジェームズ・クロムウェル／他
シーズン5から20ヶ月後、アメリカ国内は自爆テロが頻発し、アメリカ政府や国民の間では恐怖と中東系市民への警戒心が高まっていた。そんな中ジャックが、アメリカ政府と彼を監禁していた中国政府との交渉により帰国を果たす。しかしジャックが連れ戻された理由は、テログループ内部のグループリーダーとされるアサドの居所を教える代わりにジャックを差し出すという提案を政府が呑むためだった・・・。
初期のエピソードは、今までになかった精神的に参っているジャックやこれまで明かされていなかったジャックの父親や兄などの登場、そして核兵器を爆発させてしまうなど、かなり気合が入っていて期待を高めてくれました。
しかし残念ながら途中から話が拡散し始め、回を追うごとに過去シーズンの焼き直しやに頼った内容（副大統領による大統領解任劇、ジャックの単独行動、大使館の襲撃、等々）が増えていってしまいました。気付いてみれば、当初のプロットとは相当かけ離れた内容になっていました。
制作側もその辺を意識してか、お馴染みのキャラを再登場させたりして工夫をしますが、練りきれておらず、非常に勿体ない使い方でした。
そして極めつけはラスト4分の1の急展開。「今までは何だったんだ！」と言いたくなりましたが、最後はそれなりにまとまりました。
内容そのものは及第点でしたが、そろそろシリーズも限界かなぁと思わせるシーズンでした。
因みに、ドイル役の俳優に見覚えがあると思ったら、TVシリーズ「Silver Spoons」で主役を演じていた子役でした。懐かしい。
なお、次のシーズン7は予告編が公開されましたが、米脚本家組合（WGA）のストライキの影響を受け、放送開始は当初の2008年1月から2009年1月に延期されてしまいました。
●関連作品●
『２４ TWENTY FOUR (1st Season)』('01-'02)
『２４ TWENTY FOUR (2nd Season)』('02-'03)
『２４ TWENTY FOUR （3rd Season）』('03-'04)
『２４ TWENTY FOUR （4th Season）』('05)
『２４ TWENTY FOUR （5th Season）』('06)
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