原題:Beowulf
2007年(米) 上映:1h54
監督:ロバート・ゼメキス

脚本:ニール・ゲイマン/ロジャー・エイバリー

出演:レイ・ウィンストン/アンソニー・ホプキンス/ジョン・マルコヴィッチ/ロビン・ライト・ペン/ブレンダン・グリーソン/クリスピン・グローバー/アリソン・ローマン/アンジェリーナ・ジョリー/セバスチャン・ロッシェ/他


古代デンマーク。戦士ベオウルフは、時の王フロースガールの命によって、人々を襲い続ける呪われし巨人グレンデルの討伐に立ち上がる。そして激戦の末、グレンデルを見事に打ち負かすのだった。しかし、平安が訪れたのも束の間、ベオウルフの部下たちが皆殺しにされる。それは、魔性なグレンデルの母による仕業だった。さらにはベオウルフも冷酷で妖艶な彼女の魅惑に引き込まれ、彼女を愛せば永遠の力を持つ王になれる、という悪魔の誘いを受け入れてしまう。はたして、突然命を落としたフロースガールの後継者として王の座に就くベオウルフ。だが、やがてある時、ドラゴンが現われ、民衆を襲撃し始める・・・。


英文学最古の作品の一つである同名の叙事詩に基づき、最新パフォーマンス・キャプチャー技術を駆使した全編CGアニメ作品。


元になった叙事詩はファンタジーの原点とも言える内容で「ホビットの冒険」や「指輪物語」のJ・R・R・トールキンも多大な影響を受けたと言われています。


話自体は割りと単純で、英雄ベオウルフの冒険というよりも彼の贖罪の物語です。要するに「男ってバカよね」って話ですが、まぁA・ジョリーにあんな風に迫られたら、男としては仕方ないかと。


CG技術もここまでくると、実写とCGアニメ作品の境界線がますます曖昧になってきたと感じました。例えば『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』('05) のようにCGを多用した最近の作品との違いは、人物が実写かCGかということぐらいですね。


でもA・ホプキンスやJ・マルコヴィッチを観ていると、どんなにCG技術が発達しても、やはり一流俳優の演技力が不要になることはないだろうなと思いました。細かい表情までキャプチャーしてCGで再現できるとなると尚更です。


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