原題:Stranger Than Fiction
2006年(米) 上映:1h52
監督:マーク・フォスター

脚本:ザック・ヘルム 

出演:ウィル・フェレル/エマ・トンプソン/ダスティン・ホフマン/クイーン・ラティファ/マギー・ギレンホール/トニー・ヘイル/クリスティン・チェノウェス/他


国税庁の会計検査官ハロルド・クリックは、毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数歯を磨き、同じ歩数でバス停まで行き、仕事をこなして、毎晩同じ時間に眠る平凡な男。ところがある朝、突然、彼の行動を正確に描写する女性のナレーションが聞こえてくる。声の主は、悲劇作家カレン・アイフル。10年の沈黙を破る最高傑作の完成を目の前にした彼女が、ラストでいかにして死なせようかを悩んでいる主人公こそ、ハロルドだったのだ・・・。


非現実的な設定&W・フェレル主演でコメディになりそうなところですが、一見、荒唐無稽な話を一流キャストが確かな演技力で真面目に取り組んでいるので見事に人間ドラマに仕上げています。


作品内容そのものは時々クスっという笑いもある軽い雰囲気ですが、考えてみると結構深いです。「本当の自分とは何か」や「運命/自由意志の存在」等々。


ハロルドに取って自分の物語が喜劇か悲劇かがポイントになっていますが、人の人生をジャンル分けすることなんて出来ませんよね。


ただ、話の終わり方はどうもしっくりきませんでした。劇中におけるD・ホフマンの台詞を借りると「OK(並)」です。


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