原題:Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan
2006年(米) 上映:1h24
監督:ラリー・チャールズ
脚本:サシャ・バロン・コーエン/ピーター・ベイナム/アンソニー・ハインズ/ダン・メイザー
出演:サシャ・バロン・コーエン/ケン・ダヴィティアン/パメラ・アンダーソン/ルネル/他
アメリカの文化をリポートする番組制作の為、カザフスタンよりNYにやってきた突撃テレビレポーター:ボラット。ある日TVドラマ「ベイウォッチ」の再放送で目にしたアメリカの聖女パメラ・アンダーソンに一目惚れ。彼女を妻に娶ろうと、いざ彼女の住むLAへ!ボラットあるところに事件あり。文化間の違いによるドタバタ珍道中の果てに、ボラットはパメラに出会うことができるのだろうか??
カザフスタン人の突撃テレビレポーターという設定のボラットが全米各地で騒動を巻き起こすというニセ・ドキュメンタリー作品。
と言っても、ボラットと彼に同行するプロデューサー、黒人娼婦、そして本人役で出演のP・アンダーソン以外は役者ではありません。
ストーリーは一応、用意したというレベルで、本質的にはどうでも良い扱いで、各地でやらかす出来事をつなげた内容となっています。
異文化のギャップそのものを楽しむというよりも、自分と全く違う価値観を持つ人が自分達のタブーに触れた時のアメリカ人(特にブルーカラー)の反応を笑おうという作品です。タブーだけあって、政治、宗教、人種のネタが目白押しです。
自分達の価値観が絶対と信じて疑わないアメリカ文化を強烈に皮肉っているシーンは笑えますが、例えば2人が会議開催中のイベントホールに乱入して全裸バトルを繰り広げるのはただの悪趣味でやり過ぎと思いました。
"@ the Movies"
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